ホテルが実施している新型コロナウイルス対策まとめ

［記事公開日］2020年04月03日 11時33分
［最終更新日］2020年05月15日 18時58分

猛威を奮っている新型コロナウイルスに対し、政府や役所等から協力要請をいただきながら、実際にどのような態勢で受け入れたら良いのか、私たちホテルの現場にはまだガイドラインが提示されていないため、返答に困窮している状態です。

関係省庁からの通達を待っていても刻一刻と受け入れ準備期間は迫っていきますので、ホテルの関係者の方々、みんなで情報を共有し合ってこの状況を打開しましょう！！

情報提供はページ最下部の入力フォームからご送信いただけますと、当運営スタッフで編集し、このページに掲載させていただきます。ぜひご協力のほどよろしくお願いいたします。
※匿名の情報でも構いませんが、デマや誤情報を防ぐためにメールで確認させていただくこともございます。

ホテル現場からの情報提供

匿名ホテル

ロビーに、4台次亜塩素酸の噴霧器を24時間たいて置いてます。
フロントでの手続きは、お客様スタッフがお互い消毒をしてはじまります。
海外渡航歴ゲスト用に2フロアー用意しています。
ただ、海外渡航歴ゲスト以外の、長期連泊者から既に感染者が出ています。
該当部屋は売り止めにしています。館内は、次亜塩素酸で、吹き上げました。
保健所には、濃厚接触者はいないと判断するので、通常通りの運営でいいと言われました。
湯の川プリンスさんのように、自主的に公開されている姿を見て、口外禁止にしている自施設を見てこれでいいのか？と日々葛藤しています。あらゆる、消毒液が本部から送られてきて、その都度現場は振り回されていますが、表面的になっていないのか？
従業員の不安は解消されているのか？
不安な日々を送っています。
「教えてホテル」に匿名投稿

情報提供ありがとうございました。

一般社団法人日本ホテル協会によるガイドライン

ホテル業における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン
https://www.j-hotel.or.jp/uploads/jhotel-admin/3729ece1a25771a8e66bb4b8bad8c239-1.pdf
（初版　2020.5.14）

厚生労働省のガイドライン

厚生労働省の「軽症者等の宿泊療養マニュアル」

厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、「新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養マニュアル」を作成しています。
そのマニュアルでは以下の項目について、詳しく掲載していますので、宿泊業に携わる方はもちろん、軽症者として宿泊施設を利用される方にも一度は呼んでおいていただきたいと思います。

都道府県における事前準備
宿泊療養施設の利用者が発生した場合の流れ
宿泊施設等における対応
施設利用者の退所
宿泊施設借り上げを終了する際の対応

特に退所後の消毒についても細かく記載されていましたので、抜粋します。

退去後は、室内の家具・備品の消毒及び十分な換気を行う。
清掃は、通常の宿泊施設等と同様の清掃に加え、次亜塩素酸 0.1％溶液及びアルコールによりドアの取っ手やノブ、ベッド柵等を拭く。
清掃・消毒の際は、手袋、サージカルマスク、眼の防護具（フェイスシールド又はゴーグル）、長袖ガウンを使用して行う。
リネンは、体液で汚れていない場合は、手袋とサージカルマスクをつけ、一般的な家庭用洗剤等で洗濯し、完全に乾かすとの対応で差し支えない。体液で汚れたリネンを取り扱う際は、手袋、長袖ガウン、サージカルマスクをつけ、消毒（80℃以上の熱湯に 10 分間以上つける又は0.1%（1000ppm）次亜塩素酸）を行う。具体的には個別の宿泊施設との関係等で調整。

▼新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養マニュアル
https://www.mhlw.go.jp/content/000618526.pdf

詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/index.html

消毒について

日本ペストコントロール協会

中国・武漢市から帰国した約180人が一時滞在していた千葉県勝浦市の勝浦ホテル三日月の消毒を担当していただいた「日本ペストコントロール協会」による、
「新型コロナウイルス対策　自分で行う消毒マニュアル」のリンクを掲載しておきます。
https://www.pestcontrol.or.jp/news/tabid/101/Default.aspx?itemid=119&dispmid=551