海外のホテルで働くにはどうしたらいい?教えて!
「日本以外の文化に触れ、様々な価値観を共有し視野を広げたい。」「外国語の環境の中で自分の力を発揮したい」などの目的から海外のホテルで働きたいと思っている方にとって、海外のホテルに全くツテがなく、実際に採用されるにはどのように進めばいいのか分からない方も多いと思います。今回は海外のホテルで働く方法のいくつかをご案内致します。
留学先のインターンシップ制度を活用
まずひとつの方法は、海外にあるホスピタリティ系の学科を持つ学校に留学をして、インターンシップとして現地のホテルで働き、その経験を生かして就職をするというパターンです。
留学した学校のカリキュラムの一環として、現地のホテル内でのレストランサービスやハウスキーピングなどの業務経験(インターンシップ)を1~2年ほど積 みます。その際、インターンシップを受け入れたホテルのマネージャーに気に入ってもらえれば、卒業後にビザの申請をして就職をすることができるでしょう。 またインターンシップをしたホテルに限らず、現地の学校を卒業した資格を生かして他のホテルに就職することもできるかもしれません。ポイントは就労ビザの 申請が通るかどうかになりますが、その国の制度や社会情勢、ホテル側の申請方法などによって変わってきます。
エージェントの活用
留学をするのには当然相当な費用が掛かります。誰もがそのような手段を取れるものではありません。そこでもうひとつの方法としてエージェントの利用が あります。まずは海外に拠点を持つ大手のエージェントや海外への転職を専門に扱うエージェントに登録をします。そして自分の希望などを伝え、書類選考・面 接へと進みます。面接は現地に直接行くこともあれば、スカイプなどで行えることもあるようです。採用が決まればビザの申請方法のアドバイスももらえますの で何かと安心できる方法です。但し、採用をされるためには相応の語学力や、国際的なホテルでの勤務経験も問われるでしょう。
直接、海外のホテルにアクセスする
日本人が多く訪れる海外リゾート地などでは、日本人スタッフを募集しているホテルがあります。日本人観光客の立場でも、現地に日本語が話せるスタッフがいれば安心できますよね。実際、日本人スタッフの有無がホテルを選ぶ基準になっていることも多いようです。
海外のリゾートホテルでは、日本人スタッフの募集広告をホテルのホームページ上に掲載していることがあります。インターネット上から応募して、スカイプなどで面接することができるようです。但し、何から何まで自分で行う必要がありますので、相当な時間と労力が伴うことを覚悟する必要があるでしょう。
就職活動の際の注意点
現 地に行かずに就職活動ができるエージェント利用やホテルのサイトからの直接応募は、便利ですが注意も必要です。就職が決まってから実際に現地に行ってみ て、聞いていた話と全然違ったという事態が起こる可能性があるからです。例えば業務内容や給与額、または住居環境などになります。そのような失敗を起こさ ないためにも、事前にしっかり確認し、書面などを取得しておくことをお勧めします。