【初級編】ホテルスタッフの仕事、ビジネスレベルの英語は必要?教えて!

日本のホテルには、世界各国からさまざまなお客様が訪れています。特に最近は、海外からの観光客の増加が顕著です。気になるのは、ホテルに就職するのに英語力が必要か否かです。そこで、ホテルの仕事における英語の必要性についてまとめてみました。

ホテルの仕事で、英語が必要になるのはこんな時!

結論から言うと、英語の必要性は、ホテルの種類によって異なります。地方や小さなビジネスホテルには、海外のお客様が訪れる割合はさほど高くないでしょう。しかし、都心の大きなホテルや有名観光地のリゾートホテルになると海外のビジネスマンや観光客の数が一気に増えてきます。英語ができなければ、就職できないということはありませんが、海外のお客様とコミュニケーションがとれないと他のスタッフに頼らざるを得なくなり、肩身の狭い思いをすることになります。  一方、外資系のホテルでは、応募の段階で英語の能力が求めてられます。例えばTOEIC700点以上という具合です。これは、お客様の5割以上は確実に外国人であるためで、実際問題、日本語しか話せないのでは接客の仕事をまともにこなすことはできないでしょう。   いずれにせよ、グローバル社会が浸透しつつある今の世の中で、英会話を身につけて損になることはありません。実際、地方や小さなビジネスホテルでも外国人利用者が徐々に増えつつあります。たとえ、ホテルに入社した時には英語ができなくても、根気よく学んでいく姿勢が大切です。シティホテルでは英語研修を実施しているところも多く、無料ですから積極的に活用しない手はありません。

英語を話せるとできる仕事って?

英語を不自由なく話せるようになると、海外で働くチャンスも増えてきます。特に最近盛んに行われているのが、海外での有給インターンシップです。価値観も文化も違う土地で給料をもらいながら働いた経験は、大きな財産となるでしょう。また海外にいると周りの人たちから「日本ってどんなところ?」とよく聞かれるそうですが、地理や歴史なども含め、案外日本のことを知らず答えに困り、もっと日本を知らなければという自覚が芽生えるようです。そのようなことから日本に戻ってからも、海外のお客様に対して言語だけでなく、文化の壁を越えたコミュニケーションがとれるようになります。 さらに、もう一歩すすめて、海外のホテルに就職してしまうというのもひとつの道です。それは決して容易な道ではありませんが、日本人観光客の多い地域では日本人スタッフの需要はあります。特に狙い目なのは、タヒチやバリ島などの高級リゾート地です。

英語力を磨くと仕事の幅が広がる!

国際企業が、日本に進出している現在、たとえ日系のホテルであっても、外国資本が入れば上司が外国人になることも十分考えられます。その時に英語力があれば、大きなアドバンテージとなります。そもそも上司としっかりコミュニケーションが取れなければ、仕事が円滑に進みませんので、英語が話せないと昇進はなかなか望めないというのが実状です。   また仮に転職を考えたとき、シティホテルでは求められるスキルとして実務経験と英語力が必ずあげられます。英語力が乏しい場合、転職先も限られてきてしまいます。できれば英語力を明確にするためにTOEICなどの英語の資格取得しておくと良いと思います。

この記事を書いたのは

奥泉 剛

大手ホテルチェーンの都内シティホテルにて、法人宴会セールスに従事。その後、派遣業界に身を投じ事務系や料飲系派遣の営業として勤務。現在は(株)INGにて転職相談責任者としてコーディネート業務


 

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